レガシーのバットは飛距離の印象が強い一方で、実際に選ぶ段階になると「何グラムが合うのか」がいちばん難しいポイントになりやすいです。
とくに一般用はトップバランス、ミドルバランス、軽量系のLW、打感を重視したレガシーメタルまで選択肢が広く、同じレガシーでも振り心地はかなり変わります。
少年用でもトップとミドルで平均重量や振り抜きやすさが異なるため、ただ人気モデルを選ぶだけでは合わず、重すぎて差し込まれたり、逆に軽すぎて打球が伸びなかったりすることがあります。
この記事では、2026年5月時点で確認しやすいミズノ公式オンライン掲載モデルの平均重量を基準にしながら、レガシーの重さをどう決めるべきかを一般用とジュニア用に分けて整理し、長さとバランスの見方、失敗しやすい症状、購入前の最終確認までまとめます。
レガシーバットの重さは、振り切れる範囲でやや重めが正解
レガシーの重さ選びで最優先にしたいのは、単純な軽さではなく、試合のスイングスピードを落とさずに振り切れる範囲で少しだけ重さを持たせることです。
軽すぎると扱いやすさは出ますが、強い打球を打ちたい場面で物足りなさが出やすく、逆に重すぎると差し込まれやすくなるため、ちょうどよい重さの見極めが結果に直結します。
レガシーはモデルごとに平均重量とバランス設計が明確に分かれているので、自分の体格や役割に合う重量帯を把握してから候補を絞ると、購入後の後悔をかなり減らせます。
一般用トップは83〜85cmで710〜730g前後が基準になる
一般用のFRP製レガシーのトップバランスは、公式掲載モデルで83cm平均710g、84cm平均720g、85cm平均730gという重量帯が基準になりやすく、飛距離を狙いたい人の中心的な選択肢です。
トップバランスはヘッド側に重心があるため、表示重量が同じでも体感ではやや重く感じやすく、しっかり振り切れる人ほど遠心力を使って打球を押し込めます。
いま使っている一般軟式バットが700g前後で問題なく振れているなら、トップ710g台は入りやすい重さで、長打を増やしたい選手にはとくに検討しやすいゾーンです。
一方で、練習では振れても試合終盤になるとヘッドが落ちる人や、インコース対応で詰まりやすい人は、トップの数値だけを見て選ぶと想像以上に重く感じることがあります。
飛距離を優先したいからといって最初から最重量に寄せるのではなく、まずは83cmか84cmから体感を確認し、自分が最後まで振り切れるかで判断するのが失敗しにくい選び方です。
トップバランスは合えば強い武器になりますが、合わないと重さのメリットより振り遅れのデメリットが先に出るため、長打志向とスイング再現性の両方を見て決めることが重要です。
一般用ミドルは84〜85cmで730〜740g前後でも扱いやすさを出しやすい
一般用のFRP製レガシーのミドルバランスは、公式掲載モデルで84cm平均730g、85cm平均740gが代表的で、数値だけ見るとトップより重く感じるものの、体感では扱いやすいと感じる人が少なくありません。
その理由は、ミドルバランスが重心を中央寄りに置くことで、ヘッドの効きすぎを抑え、切り返しからインパクトまでの操作感を安定させやすいからです。
とくにライナー性の打球が多い人や、外角球を逆方向へ運びたい人、ポイントを前に置きすぎずにミート率を上げたい人には、トップよりもミドルのほうが重さを活かしやすい傾向があります。
試合になるとトップは強く振れたり弱く振れたりの波が出るのに対し、ミドルは毎打席の再現性が取りやすいため、打率を落とさずに飛距離も欲しい選手に向いています。
一般用の重さに不安がある人ほど、表示重量だけで敬遠せず、トップ720g前後とミドル730g前後を実際に振り比べると、想像よりミドルがしっくり来るケースがあります。
長打だけではなく対応力も求めるなら、ミドルは「少し重いけれど振りやすい」というレガシーらしいバランスを体感しやすい選択肢です。
LWは82〜85cmで680〜700g前後の軽量帯を狙える
レガシーLWは、レガシー系のなかで軽さを優先したい人に向くモデルで、公式掲載では82cm平均680g、83cm平均680g、84cm平均690g、85cm平均700gと、一般用としてはかなり軽量寄りです。
軽量モデルでありながらレガシーPUフォームを採用しているため、単なる軽いバットではなく、ミートしやすさと飛距離性能のバランスを取りたい人に選ばれやすい立ち位置です。
今まで700g台前半のトップバランスが重く感じていた人や、振り出しが遅れやすい人、手首への負担を抑えつつレガシー系を使いたい人には、LWから入るほうが実戦的です。
ただし、軽くなるぶん打球の押し込み感や重量感のある打感を重視する人には物足りなく感じることもあり、全員にとっての上位互換ではありません。
LWが向きやすい人は次のように整理できます。
- 一般用レガシーを重いと感じる人
- スイングスピードを優先したい人
- ミート率を落としたくない人
- トップのヘッド感が強すぎる人
飛ばすためには重さが必要という考え方もありますが、実際には振り切れない重量より、最後まで再現性高く振れる軽量帯のほうが打球速度が安定することは珍しくありません。
レガシーメタルトップは打感と重さの両方を欲しい人向けの選択肢になる
レガシーメタルのトップバランスは、公式掲載モデルで83cm平均730g、84cm平均740gが確認しやすく、通常のFRPレガシーよりも打感や打球音の存在感を重視したい人に向く重量帯です。
ミズノの特設情報でも、レガシーメタルは先端でも飛びやすい設計や、打ちごたえのある打感、強い音、振りごたえのある重量バランスが特徴として打ち出されています。
そのため、数字以上に「振っている感覚」がはっきり出やすく、軽さでさばくタイプよりも、しっかりヘッドを走らせて打球に力を伝えたい人に合いやすいです。
逆に、普段から軽量バット中心の選手がいきなりレガシーメタルトップへ行くと、良い当たりが出る前に振り遅れが増え、モデルの良さを感じる前に合わないと判断しやすくなります。
打感や音の気持ちよさを大切にする人には魅力的ですが、それは振り切れて初めて活きる要素なので、現在の使用バットとの差が大きいなら慎重に試打したいモデルです。
飛距離だけでなく打球感まで求めるなら候補になりますが、扱いやすさ最優先ならFRPトップやLWのほうが入りやすいケースもあります。
レガシーメタルミドルは750〜760g前後でも再現性を重視しやすい
レガシーメタルのミドルバランスは、公式掲載情報で83cm平均750g、84cm平均750g、85cm平均760gとかなり重めの帯に入り、一般軟式でもパワーと再現性の両立を狙う上級者向けの印象が強いです。
ミドルバランスなのでトップより振り回しやすい面はあるものの、絶対重量としてはしっかりあるため、数値を見て「振れそう」と感じるだけでは判断しないほうが安全です。
このクラスになると、普段のティー打撃やフリー打撃では気持ちよく振れても、試合の速い球や追い込まれた場面で差し込まれるかどうかが本当の分かれ目になります。
打球音や打感の好み、強い打球を押し返す感覚を求める人には魅力がありますが、体力が落ちる終盤や連戦でスイングが鈍るなら重さが足を引っ張る可能性もあります。
高校野球や硬式経験があって重めのバットに慣れている人、あるいは一般軟式でも押し負けない打球を増やしたい人なら、選択肢として十分に成立します。
一方で、レガシーが初めての一般プレーヤーなら、いきなりメタルミドルに行くより、通常レガシーのトップかミドルから適正重量を確認したほうが失敗しにくいです。
ジュニアトップは78〜80cmで560〜570g前後を長打志向で使いやすい
ジュニア用のトップバランスは、公式掲載モデルで78cm平均560g、80cm平均570gが中心で、小学生用レガシーとしては長打を意識しやすい標準的な重さになっています。
トップバランスは先端に重心があるため、数字だけを見ると軽く見えても、実際の体感はミドルより重く感じることがあり、学年や筋力だけでなく振り方との相性も大切です。
高学年でしっかり振れる子や、今まで使ってきたバットより打球の伸びを出したい子には相性が良く、外野の頭を越える打球を増やしたいときの有力候補になります。
ただし、速い球に振り遅れやすい子や、バットを担ぐようなスイングになる子が使うと、トップの重みが先に出てしまい、レガシーの良さより扱いにくさが目立つことがあります。
保護者の立場では「長く使えるから80cm」を選びたくなりやすいですが、少年用は数センチの差でも扱いに大きく影響するので、今ちょうど振れる長さと重さを優先するのが基本です。
ジュニアトップは飛距離の魅力がわかりやすい反面、体格に対して背伸びしやすいモデルでもあるため、将来性より現在のスイング完成度で判断したい重さです。
ジュニアミドルは560〜580g前後で操作性を優先したい子に合いやすい
ジュニア用のミドルバランスは、公式掲載の現行や掲載履歴で75〜80cm帯に平均560〜580g前後の展開が見られ、トップよりも操作性を優先したい子に向きやすい重量帯です。
ミドルは重心が中央寄りなので、同じ560g台でもトップより振り抜きやすく感じることが多く、ヘッドが下がりにくいぶんミート率を安定させやすいのが強みです。
ボールを遠くへ飛ばしたい気持ちはあっても、まだ筋力が十分ではない小学生や、外角への対応を良くしたい子、コンパクトに振って強いライナーを打ちたい子には相性が出やすいです。
ジュニアで重さ選びに迷うときは、まずミドルで安定して振れることを確認し、そのあとトップに広げるほうが、フォームを崩しにくく結果的に上達も早くなります。
ジュニアミドルが向きやすいケースは次のとおりです。
- トップだとヘッドが遅れる子
- ミート率を先に上げたい子
- 逆方向への打球も増やしたい子
- 体格に対して長めのバットを避けたい子
少年野球では「少し重めがよい」という考え方もありますが、それは振れていることが前提なので、重さよりもまずバットコントロールが保てるかを優先するべきです。
モデル別の平均重量を表で見れば自分の立ち位置がつかみやすい
レガシーは名前が近くても、FRPのトップとミドル、LW、メタル、ジュニア用で重量帯がかなり違うため、先に全体像を表で把握しておくと選択肢を一気に絞れます。
ここで見る数値は平均重量なので、個体差がある点は前提ですが、今使っているバットとどのくらい差があるかを判断する目安としては十分に役立ちます。
| モデル | 長さの目安 | 平均重量の目安 | 向きやすいタイプ |
|---|---|---|---|
| 一般用レガシートップ | 83〜85cm | 710〜730g前後 | 長打志向 |
| 一般用レガシーミドル | 84〜85cm | 730〜740g前後 | 操作性重視 |
| 一般用レガシーLW | 82〜85cm | 680〜700g前後 | 軽さ重視 |
| レガシーメタルトップ | 83〜84cm | 730〜740g前後 | 打感重視 |
| レガシーメタルミドル | 83〜85cm | 750〜760g前後 | 重さに強い人 |
| ジュニアトップ | 78〜80cm | 560〜570g前後 | 高学年の長打志向 |
| ジュニアミドル | 75〜80cm帯 | 560〜580g前後 | ミート重視 |
この表で今の使用バットとの差が30g前後なら比較的移行しやすく、50g以上増えるなら長さやバランスも含めて慎重に考えたほうが無難です。
候補を一つに絞れないときは、まず自分が一般用なら710g台か730g台か、ジュニアなら560g台か580g寄りかを決めるだけでも、選び方がかなり具体的になります。
レガシーの重量で失敗しない判断基準
重さ選びで失敗する人の多くは、バット単体の魅力だけを見て、今使っているモデルとの差や、試合の中で振り切れるかという視点を後回しにしています。
レガシーは人気が高いぶん「一番飛ぶものを選びたい」と考えがちですが、実戦で成果を出すには、重量差と体感差の両方を順序立てて確認することが欠かせません。
ここでは、購入前に最低限見ておきたい判断基準を、現使用バットとの比較、試打での確認、重量帯の整理という三つの視点から解説します。
まずは今使っているバットとの差を確認する
レガシーを選ぶときに最初に見るべきなのは、候補モデルの絶対重量よりも、今使っているバットとの重さとバランスの差です。
たとえば現在700gのミドルバランスを無理なく振れているなら、710g台のトップは十分候補になりますが、同じ700g台でも730g超のメタルミドルは別物として考える必要があります。
一方で、現在650g前後の軽量系を使っている一般プレーヤーが、いきなり730g台のトップやミドルへ移ると、20〜30球目以降にスイング軌道が崩れやすくなります。
少年用でも、今が520g台なら560g台への移行は比較的自然でも、長さまで伸ばして570gや580gへ上げると、体感差は数値以上に大きくなりやすいです。
重さは単独で決めるのではなく、いまのバットとの差分として見ると、自分にとっての無理のない上げ幅が見えやすくなります。
試打では振り心地ではなく再現性を見る
店頭や練習でレガシーを試すときは、最初の数スイングの気持ちよさだけで決めず、同じスイングを続けてもヘッドが落ちないかを確認することが大切です。
重さが合っていないバットは、最初の一振りでは魅力的に感じても、球数が増えたときに差し込まれたり、手元がほどけたりして、本来のフォームを保てなくなります。
- 10球目以降もスイング軌道が変わらないか
- インコースで詰まらず振り遅れないか
- 外角を逆方向へ押し返せるか
- 試合終盤を想定しても腕が張りすぎないか
レガシーは「気持ちよく飛ぶ」印象が強いモデルだからこそ、単発の当たりより連続した再現性を見るほうが、実戦向きの重さを選びやすくなります。
試打後に腕だけが先に疲れる感覚が強いなら重すぎる可能性があり、逆にヘッドが軽すぎてタイミングが前にずれるなら軽すぎる可能性があります。
重量帯を比較すると選ぶ順番がはっきりする
重さ選びで迷ったときは、候補を細かい品番で追うより、まず重量帯で分類すると判断が整理しやすくなります。
レガシー系は大きく見ると、一般用軽量帯、一般用標準帯、一般用重量帯、ジュニア標準帯という分け方ができ、それぞれ求めるスイングタイプが異なります。
| 重量帯 | 目安モデル | 考え方 |
|---|---|---|
| 680〜700g前後 | 一般用LW | 軽さと振り抜きやすさを優先 |
| 710〜730g前後 | 一般用トップ | 長打狙いの基本帯 |
| 730〜740g前後 | 一般用ミドル・メタルトップ | 再現性と打感を両立 |
| 750〜760g前後 | メタルミドル | 重量対応できる上級者向け |
| 560〜580g前後 | ジュニアトップ・ミドル | 学年と振り方で選び分け |
このように帯で見ると、自分がまず試すべきゾーンが見え、最初から全モデルを比較しなくても、必要な候補だけに集中できます。
購入判断はモデル名ではなく、自分がどの重量帯で最も良いスイングを再現できるかから逆算すると失敗しにくくなります。
長さとバランスを先に決める理由
レガシーの重さを正しく選ぶには、グラム数だけを追うのではなく、同時に長さとバランスも見る必要があります。
同じ10g差でも、長さが1cm違う場合や、トップとミドルで重心位置が変わる場合では、実戦での体感差が大きく変わるからです。
ここでは、重さ選びを難しくしている長さとバランスの影響を整理し、自分に合う重さを見つけるための見方を紹介します。
長さが合わないと適正重量でも振り遅れやすい
バットは重さだけ合っていても、長さが体格やスイングに合っていないと、振り出しが遅れたり、ヘッドが遠回りしたりして性能を十分に活かせません。
少年野球向けの選び方では、身長に対して長すぎるバットを避けることが基本とされ、一般向けでも83cmか84cmを基準に考えると扱いやすい場面が多いです。
とくにレガシーのようにヘッドの効きを感じやすいバットでは、1cm長くなるだけでも体感は変わり、同じ重量でも「急に重くなった」と感じることがあります。
そのため、今のバットで長さに少しでも違和感があるなら、重さを変える前に長さを見直したほうが、結果的に適正重量へ近づきやすいです。
飛距離を伸ばしたいからといって長くて重い組み合わせへ一気に寄せると、レガシーの反発を受ける前に差し込まれるため、長さは控えめから入るほうが安全です。
トップとミドルは同じ重量でも体感が変わる
レガシーの重さ選びで混乱しやすいのが、表示重量が近くてもトップとミドルでは振った印象がかなり違うことです。
トップはヘッド側に質量配分されるため遠心力を活かしやすく、ミドルは中央寄りに配分されるためバットコントロールと再現性を出しやすくなります。
- トップは飛距離を出しやすい
- トップは体感で重く感じやすい
- ミドルは操作しやすい
- ミドルは再現性を保ちやすい
たとえばトップ720g前後とミドル730g前後を比べると、数字だけならミドルのほうが重いですが、実際にはミドルのほうが振りやすいと感じる人も多いです。
この差を理解しておくと、単純に最軽量を選ばなくても、自分にとって最も扱いやすいレガシーを見つけやすくなります。
身長と用途の目安を重さ選びに重ねると迷いにくい
長さや重さの基準はメーカーや販売店の案内でも大きく外れませんが、最終的には身長だけでなく用途をどう考えるかで重さの選び方が変わります。
一般用なら83cmか84cmを基本にしつつ、長打特化なのか、対応力重視なのかでトップかミドルかを分けると整理しやすくなります。
| タイプ | 長さの考え方 | 重さの考え方 |
|---|---|---|
| 一般の長打志向 | 83〜84cmを起点 | 710〜730g台を候補 |
| 一般の対応力重視 | 83〜84cmを起点 | 730g前後のミドルを候補 |
| 一般の軽さ重視 | 82〜84cmを起点 | 680〜700g台を候補 |
| ジュニア高学年 | 現在振れる長さを優先 | 560〜570g台を起点 |
| ジュニアの操作性重視 | 無理に長くしない | 560〜580g台のミドルを確認 |
このように長さと用途を先に決めると、重さだけで迷う状態から抜け出しやすくなり、人気や見た目に流されにくくなります。
レガシーは選択肢が多いからこそ、長さ、バランス、重さの順で考えると判断がずっとシンプルになります。
重すぎる軽すぎると感じたときの対処法
レガシーは性能が高いぶん、自分に合う重さを外したときの違和感もはっきり出やすいモデルです。
大切なのは、違和感を「自分の実力不足」で片づけず、重さが合っていないサインとして冷静に見分けることです。
ここでは、重すぎる場合と軽すぎる場合の典型例を整理し、必要ならどの方向へ見直すべきかをまとめます。
重すぎると差し込まれる場面が増えやすい
レガシーが重すぎるときに最も出やすいのは、速い球や内角球に対して差し込まれ、打球が詰まって上がらない状態です。
最初の数球は良くても、球数が増えるとトップが返らなくなる、振り出しが遅れる、ポイントが後ろになるといった変化が出るなら、適正重量を超えている可能性があります。
また、試合後半や連戦で極端にバットが重く感じる場合は、筋力そのものより、重さとバランスの組み合わせが現在の体力に対して強すぎることが多いです。
こうした症状があるのに無理を続けると、レガシーを振るためのスイングになってしまい、本来伸ばしたい打撃フォームが崩れやすくなります。
対処としては、同じ長さで一段軽い重量帯へ下げるか、トップからミドル、通常レガシーからLWのようにバランスを変えて体感重量を調整するのが現実的です。
軽すぎるとタイミングが前にずれたり押し込みが弱くなる
バット選びでは重すぎる失敗が注目されがちですが、軽すぎるレガシーも打撃を不安定にする原因になります。
軽すぎると振り出しは楽でも、トップが効かずにスイングが早くほどけたり、芯で捉えても打球が思ったより伸びないと感じたりすることがあります。
- 良い当たりでも外野前に落ちやすい
- 体が開くのが早くなる
- ボールを押し込む感覚が薄い
- 速い球で当てるだけになりやすい
とくに筋力がある一般プレーヤーがLWや軽量帯へ寄せすぎると、扱いやすさはあっても、レガシーに求める強い打球という長所が出にくくなることがあります。
軽いと感じる場合は、長さを変えずに10gから20g程度重い帯へ上げるか、LWから通常レガシー、通常ミドルからメタル系へ段階的に広げると判断しやすいです。
見直し先を表で整理すると修正しやすい
違和感があっても、どこをどう変えるべきかが曖昧だと、次の一本でも同じ失敗を繰り返しやすくなります。
そこで、症状ごとに見直し方向を整理しておくと、重さとバランスのどちらを修正すればよいかが明確になります。
| 症状 | 原因になりやすい要素 | 見直し方向 |
|---|---|---|
| 内角で詰まる | 重すぎる、長すぎる | 一段軽くするか長さを抑える |
| 外角で差される | ヘッドが返らない | トップからミドルを試す |
| 打球が伸びない | 軽すぎる | 10〜20g重い帯を試す |
| 疲れると極端に振れない | 適正重量を超えている | LWや軽量系へ寄せる |
| 一般用レガシーが重い | 重量帯が合わない | 軽量系のビヨンドマックスNEも候補 |
実際にミズノの軽量系ビヨンドマックスNEは、レガシーが重く感じるプレーヤー向けとして案内されており、レガシーに固執しすぎないことも選び方としては正解です。
違和感を放置するより、自分の症状に合わせて一段階だけ修正するほうが、結果として最短で合う重さにたどり着けます。
購入前に確認したい実戦的な選び方
レガシーの重さを最後に決める場面では、スペック表を見るだけでなく、使う人の役割や練習環境まで含めて考えると判断がぶれにくくなります。
とくに一般用とジュニア用では、重さの上げ方も、失敗したときの影響も違うため、同じ考え方で選ばないほうが安全です。
ここでは、購入直前に確認したい優先順位、チェック項目、最終比較の見方を整理します。
最初に決めるべきは飛距離か再現性かという優先順位
レガシー選びで迷ったら、最初に「一番ほしいものは飛距離なのか、それとも再現性なのか」をはっきりさせると、重さの判断がかなり楽になります。
飛距離を強く求めるならトップやメタル系の重さが候補になりやすく、毎打席の対応力やミート率を重視するならミドルやLWのほうが入りやすいです。
一般プレーヤーでは打順や役割によって答えが変わり、ジュニアでは今のフォームを崩さないことが最優先になるため、誰にでも同じ正解があるわけではありません。
自分の優先順位が曖昧なまま人気モデルだけで決めると、打球の伸びは感じても試合では振り切れないというズレが起きやすくなります。
先に目的を決めてから重量帯を当てはめると、買ったあとに「思っていた使い方と違った」という後悔を避けやすくなります。
購入前の確認項目をチェックしてから候補を絞る
重さ選びの最終段階では、数値そのものより、実戦で困らないかという視点で確認項目を見ておくと判断の精度が上がります。
レガシーは平均重量表記で、個体差があり得ることも前提に、試打感と現在のコンディションまで含めて考える必要があります。
- 今のバットとの差は30g以内か
- 長さは今と同等か1cm差までか
- トップとミドルのどちらが振りやすいか
- 10球以上振っても軌道が崩れないか
- 平均重量のため個体差がある点を理解しているか
- ジュニアは将来より現在の振りやすさを優先しているか
この確認を飛ばすと、スペック上は合っていても、実際のスイングではわずかな違和感が積み重なって結果が落ちることがあります。
最後は「最も気持ちいい一本」よりも、「最も同じスイングを続けられる一本」を選ぶ視点が重要です。
一般用とジュニア用は最終判断の基準が少し違う
一般用はパワーや役割を踏まえて少し重めへ寄せる選択が有効ですが、ジュニア用はフォーム維持とミート率を優先したほうが、結果的に長く伸びるケースが多いです。
同じレガシーでも、一般用は性能を引き出す重さが重要で、ジュニア用は性能に振り回されない重さが重要という違いがあります。
| 対象 | 最終判断の軸 | おすすめの考え方 |
|---|---|---|
| 一般用 | 振り切れる範囲でやや重め | 飛距離と再現性の両立を見る |
| 一般用の重さ不安あり | 体感重量の軽さ | LWやミドルから検討する |
| ジュニア高学年 | 今のフォームを維持できるか | 560〜570g台を起点にする |
| ジュニアの操作性重視 | ヘッドが遅れないか | ミドルで安定感を確認する |
| 保護者の判断 | 長く使えるかより今振れるか | 背伸びした長さと重さを避ける |
この違いを理解しておくと、一般用を選ぶ感覚でジュニア用を重くしすぎたり、逆に一般用を軽くしすぎたりする失敗を減らせます。
購入前の最終判断では、年齢ではなく、現在のスイングで試合の球に対応できるかを基準に置くことが大切です。
自分に合う重さでレガシーを生かそう
レガシーのバットは、重ければ飛ぶ、軽ければ振りやすいという単純な話ではなく、長さとバランスを含めて、自分が最後まで振り切れる範囲でやや重めを選ぶことが最も失敗しにくい考え方です。
一般用では、トップの710〜730g前後、ミドルの730〜740g前後、LWの680〜700g前後、メタル系の730〜760g前後という重量帯の違いを理解し、自分がどの帯で再現性を出せるかを見極めることが大切です。
ジュニア用では、トップの560〜570g前後やミドルの560〜580g前後を基準にしつつ、将来を見越して背伸びするより、今のフォームを崩さず打球の質を上げられる重さを優先したほうが成長につながります。
迷ったときは、現在のバットとの差分、10球以上振ったときの再現性、トップとミドルの体感差という三つを確認し、最も安定して振れる一本を選べば、レガシーの性能をしっかり試合で生かしやすくなります。


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